読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

子供を産むということ

私も中学生くらいのとき、社会科の先生から「女性が2.5人ずつ子供を産めば日本の人口は減らない」と聞いた。3人産む人と2人産む人が同じくらいいるとよいのね、と軽く聞き流していたことを今回の「校長」のことで思い出した。

 

日本人として生まれてそれなりの帰属意識はあるつもりだ。スポーツの国際試合では日本を応援するし、運動会の万国旗を見ると日の丸を探すし、富士山を見るとテンション上がるし、桜前線の北上を心待ちにしている。外国での日本国のパスポートの信頼度合に感心するし、働けばそれなりのお金をもらえるし、健康保険もあるし、命の危険を感じないほどに治安は良いし、あらかじめ日本人でいられたことを得なことだと割と思っている。

 

しかしながら、「これからの日本のために子供を多く産んでくれ、女性たちよ」の要望には首をかしげる。うん、日本の国力のためには必要なのよね、とは知っているけれど、それ、私個人にあんまり関係なくね?と。私個人の人生は80年前後あたりだろう。その後なんてちょっと悪いけど知ったこっちゃねぇ、と。もちろん私の既に産んだ子供たちと彼らに係わる人たちには未来永劫幸せであって欲しいと願っているけれど、それって私が子供を多く産むことと関係ある?ちょっとある?あんまりない?

 

極端だけれど、人口を本気で増やしたいのなら赤子を国が買い取るくらいしないとならないのでは、と思う。生後0日の赤子を「国で育てます」と専門職の人たちが集う施設に集めて成人するまで育てる。まさに産む機械としてだけれど、それでいくばくかの報酬が貰えるのなら産んでくれる人もいるかもしれない。赤ちゃんポスト」の賛否を思い返すと倫理的にとても無理だろうけれど。

 

件の校長は「子供に恵まれない人は里親でも可」みたいなことも言っていたけれど、それよりも不妊治療に補助を厚くしたり、代理母出産の法制化の方が良いのではと思う。代理母出産に関しては倫理的、医療的(免疫疾患など)の問題は確かにあるだろうけれど、日本人夫婦が海外で大金を払って行っていることはよく知られている。

自分の子をもちたいと思う衝動(?)は男女ともに「ある人にはある」ものだと思う。国家、社会がどうあれ。もちたい人をとりあえず優先すればいいのにな、と思った。

結婚も出産も何もかも個人の価値観以外で決定するとろくなことがない、と思う。

 

ちなみに私と夫は不妊治療経験者だ。人工授精を1回しただけ(そしてそれでは妊娠に至らなかった)だから大した不妊治療ではなかったのだけれど。夫はマムシドリンクや粉末マムシなどを服用して、私は性交後逆立ちをしたのも良い思い出。それは全然日本国のためなんかじゃなかったし、衝動でしかなかったと思い返す。