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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

井の中の蛙

思い出

芸能人のアレコレで誰々がラジオでナントカと言ったなどという記事を読んで、ラジオは今でも楽しく盛り上がっている世界なのかと懐かしく過去を思い返した。

 

今は車内でFMの洋楽チャンネルをごくたまにかけるくらいだが、中学生の頃はAMを聴きまくっていた。平日は毎日ヤングタウンを聞いていた。根本要よゐこは顔より先に声を知った。古田新太に爆笑し過ぎて椅子から落ちたこともある。本当に漫画のように転げ落ちて尻をしたたかに打った。

 

今はラジオに投稿するにもインターネットなのだろうけれど、当時はインターネットが普及していなかったので(存在すらしていなかったかもしれない)、ハガキにネタを書いて送った。放送で読まれると嬉しくてどんどん書いた。常連リスナー同士がパーソナリティーを介してやり取りをすることもあった。私のペンネームは番組内でちょっと知られたものになっており、採用のご褒美として送られてくるステッカーやキャップなどを収集した。あるときのご褒美が豪華でMr.Bigのサイン入りのジャンパーだった。同じ中学校のヤングタウンリスナーたちから「昨日聞いたで、凄いやん!」とチヤホヤされた。

高校に入学してからも周囲に私のペンネームを知っている人が幾人かいたので驚いた。公共の電波を介して知られていることが凄いことのように思えた。

 

当時のラジオは今のインターネットとちょっと似ていると思い至った。テレビには入られないけれど、素人が発言出来ていい気分になれるところ。タイムラグはあったけれど、芸能人や遠くて顔の見えない相手とやり取りが出来ていい気分になれた。

今のインターネットは素人が自由に参入できてタイムラグがないし、ステッカーやキャップどころではない金銭までもが手に入れられたりもする。それがために厄介なやっかみなども多々あるけれど、ひとつの町の人口ほどの読者をもつ人もいたりして発言力が一見あるように見える人もいる。それでもやっぱりテレビには叶わない小さなコミュニティ。昔のラジオの上位互換。

 

私のかつての戦利品であるサイン入りの銀色のジャンパーは70才の母が普段の防寒着として着ている。色んな意味で酸っぱい気持ちになる。