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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

フジカラー

カセットテープの思い出をテレビで加藤浩次たちが話しているのを聞いてから色々と思い出した。テープレコーダーは物心ついた頃からあった。ビデオデッキは低学年の頃、CDプレイヤーは中学生の頃だったか。どれも新しいもの好きの父が買ってきた。

 

カセットテープに歌番組を録音する、と聞いて、テレビのスピーカー部分にテープレコーダーを接近させて家族全員が静かにする情景を思い出すのは30歳半ば以降だろう。私の姉がときどきそれをやっていた。徳永英明の「輝きながら…」を録音しようとする姉から居丈高に「離れろ、喋るな、咳をするな」と命じられて面白くなかった私は、サビの部分で「フジカラー」と呟いてやった。姉は般若のような目つきで私を睨んだが、私はしてやったりの気分だった。

 

録音が終わってから徳永英明の録音を確認する姉は私の「フジカラー」の部分で、「やっぱりすみれの声が入ってる!アホずみれ!」と怒った。姉はいつもアホという修飾を私の名につけるときに「ずみれ」と濁音にした(これを連濁という)。人名を連濁させるなんて今考えても侮辱だ。

その後、姉はノートに歌詞を書き写していたので、再生と一時停止を繰り返し、何度も「輝きながら…」は再生された。自分の声ではないような「フジカラー」という小さな呟きを繰り返し聞くうちにとても恥ずかしくなり、あんなことをしなければ良かったと後悔した。

 

ビデオデッキが登場して観た映画はランボーシリーズとポリスアカデミーシリーズ。自分のCDプレイヤーで最初に再生したのはポール・マッカートニーのマイブレイブフェイスのシングルだった。マイブレイブフェイスは姉がカタカナで歌詞を書いてくれたのでそれを見て歌った。