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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

はなほじり

つれづれ

人の名前を覚えること、顔面と名前を一致させて認識することがずっと苦手で、それを親しい人に言うと「すみれは他人に興味がないからだよ」と言われる。そんなに興味が無いつもりはないのでそこのところは分からないけれど、親しい人が話してくれる、私が会ったこともない人物のことは把握して記憶することが出来る。それは多分小説などを読んでいる感覚で話を聞いているからかもしれない。

 

今日、次子のクラスの当番が私で、前日である昨日、一緒に当番を務める人から連絡網が回って来た。電話口で名前を聞いても顔は思い出せない。名前は何となく聞いたことがある程度、すぐに忘れた。忘れてしまったので、明日のために覚えておかなくてはと、「さっき電話かかって来たのって、誰やったっけ?誰のお母さん?」と最初に電話を取った次子に訊ねると、「はなほじり」と答える。はあ?そんな名字ないでしょと言うと、次子は「藤野、藤野のお母さん。でも藤野は鼻をいつもほじってるねん。んで、その鼻くそを机に擦りつけてんねん」と言う。鼻をほじるよりも、擦りつけの方が強烈なので「はなほじり」よりも「はななすり」の方が適当ではないのかと思ったけれど、そんなことよりも藤野、藤野ね、と記憶にとどめる努力をした。

 

そして今日。当番で藤野の母に会った。藤野の母はフレンドリーで「星野さん、星野さん」と親し気に呼びかけてくる。私も多少のフレンドリーさを出さなければと藤野の母を呼ぼうと思うも「はなほじり」しか出てこない、藤野という名が出てこない。当然「はなほじり」などと呼ぶわけにもいかず、居心地の悪い時間を過ごした。

帰宅後、次子に「はなほじりの名字はなんやったっけ?」と訊ねると、「藤野やで」とあっさり答えが返って来た。あー、そうだ、藤野だ、藤野だ、そうだった。と悔しく思いながら、藤野が鼻をほじってばっかりいるからや、と憎たらしくもなった。