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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

岩倉先生

思い出

人によっては薄気味悪い話。

 

私は言葉を話し始めるのがとても早かったらしい。第3子だったせいか、1歳になる頃にはまともに会話をしていたらしい。記憶と言語の関係からか私は1歳過ぎくらいからの記憶がある(当時住んでいた家の間取りや町の様子、近所の子供たちの名前など)。当然ながら知識とは連動していないのでアラはあるのだけれど。そのあたりから「岩倉先生」という人が私の頭の中に存在し、岩倉というと岩倉具視を思い浮かべる人が多いと思うけれど、私の岩倉先生は岩倉具視ではない。岩倉先生と私は白衣のようなものを身につけた研究者のような体だった。自分の格好は自分の袖の辺りで白衣のようなものと思える。鳥瞰図のような記憶はない。私は岩倉先生に師事していた。畏敬の念を抱いていた、気がする。

 

保育所に入った時に私にとっての初めての先生(保育士)に出会った。先生と呼ぶことになった時に「でもこの人は岩倉先生ではない」と不思議に思った。当時は今よりもずっと岩倉先生のことを考えていた。今はほとんど考えない。たまに、以前そのように思っていたなと思い出すだけで、もう岩倉先生を求めるような気持ちも無い。

就職した時に岩倉という姓の先輩がいた。その時に「あ、岩倉…」と思ったが私の岩倉先生ではなかった。

 

 若い時には「前世の記憶だ!」と思ったものだけれど、今となっては「岩倉先生」なんて乳児期にドラマかなにかで聞いて、幼い私が脳内にねつ造した人物なのだろうねと思う。が、私にとって「先生」といえば岩倉先生をおいて他にないともまだ思っている。

 

 

今週のお題「思い出の先生」