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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

赤子

つれづれ

「生きていなくてもいい」と言う知人がいた。事故で亡くなった子供のニュースを一緒に見ていた時に「代わってあげられたら代わってあげるのに」と 言っていた。その子供を可哀相に思っての発言ではないことは見て分かった。今で言うところの「中二病」的な何かを患っていたのかもしれないけれど、しょっ ちゅうそういうことを言っていたわけではなかったし、大勢で楽しんでいるときにはその場の雰囲気に普通に溶け込んでいた。私と2人きりのときにそのような ことをぽつりと言った。

 

私は少しの怪訝な気持ちをもちながらもその発言を真に受けることにして、なぜそのように思うのかを 訊ねたのだと思う。その人は「自分は積極的に死にたいわけではないけれど、積極的に生きたいわけでもない。こんな気持ちで生きているから命を代わって欲し いと言う人がいるなら代わってあげたい」と、このようなことを言った。私は「そう」とかなんとか返事をしながら「死にたい人より厄介かもしれないな」と 思った。

 

その知人から連絡があり、出産することになったと聞いた。知人は中学時代の後輩と長年交際したのち結婚して子供のいない生活を10年以上送っていた。聞くと、そろそろ子供をもってもいいかなと思うので子供を産もうかなと思ったから、と。

 

私は、おめでとう出産頑張ってねと言いながら彼女は随分世俗人らしくなったなと思った。自分の子供以外の人のために命の取り換えっこを考えない人になったら良いなと思った。

 

 

 

今週のお題特別編「嬉しかった言葉 」
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