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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

conkな味わい

思い出

今日、カルピスを買った。ウォーターやソーダではなく、5倍に希釈するタイプのカルピス。小さなプラスチック製のカップがオマケでついてきた。そのカップの下部には「うすめ」「おすすめ」「こいめ」と3段階の印がついており、お好みに応じてその印まで原液を入れたのち上部の線まで水を注げばよいという親切デザイン。

 

カルピスは5倍希釈なので、比率ではカルピス1:水4。5と言ったり4と言ったりややこしい。でも今日オマケで入手したカップがあれば完璧なカルピスが作られる。

ところで、昔からの言い伝えによると「カルピスの濃いうちは金持ち」らしい。こういう言い伝えを知ってしまうとサッパリとカルピスを飲みたい気分のときでも「おすすめ」以上に原液を注がねばならないような気持ちになってしまう気がする。

 

カルピスのことを考えるとき、必ず思い出す出来事がある。

高校生の時にアルバイトをしていた雑貨店で、その店主の父親(70才を過ぎたおじいさんだった)が私にしばしば飲み物を振舞ってくれた。それは背の高いグラスに氷とともに入れられた綺麗な緑や赤の液体で、見た感じは体に悪そうな、そしてバブル時期を思わせるようなオシャレ感のあるシロモノだった。

飲んだ瞬間に衝撃が走った。原液!これ、何かしらのシロップの原液!

おじいさんのニコニコとした表情を前にして、「キサマ!」とか思いながらもそんなことは億尾にも出せず、ひたすら氷が溶けるのを待ちつつチビチビと飲んだ。喉のあたりが焼け付くような甘さだった。2度目以降はこっそり捨てた。

 

ちなみに当時(今は知らない)、「コンクな味わい」という商品説明が特濃ミルク飴のパッケージに書いてあった。そのコンクは濃縮の意のconcentratedの略なのだが、コンクと言えばconkを想起するのが英語学習者。conkは「鼻のあたりをゴツっと殴る」という意味なのだけれど、おじいさんに振舞われた甘さを濃縮したシロップ様の飲み物はまさにconkな味わいだった。

 

カルピスは金持ち気取りで濃い目に作るのも良いが、適度に希釈しないとconkな味わいになるな…と水を注ぎながら毎回思う。