ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

子供の頃から高校生を終えるまでずっと優等生とは言えないまでも不良からはだいぶ遠い人物だと親を含めた周囲の人々から認識されていた、と思う。

 

小学生の時にタバコを吹いたことがある。当時父が喫煙者で余裕で手の届くところにタバコとライターと灰皿があったので、ひとりで留守番をしていた時に父のマネをした。セブンスターとかそういう銘柄だったと思う。たくさんの小さな星で7をかたどったデザインだった。星はグレーと黄色だった。タバコを吸うという言葉の表現は知っていたけれども吸い方を知らず、火をつけて咥えて吹いた。父のように煙を吐き出せなかったので不思議だった。何度吹いてもタバコは短くならないばかりか、火の勢いも無くなっていった。なんだこれ変なの、と思って悪戯は終了。

 

水タバコの器具は美しい。これはエジプトで購入したもの(未使用)。

f:id:Qka:20150306202546j:plain

 

数年後のある日。初めてその煙を吸って盛大にむせた。肺が入ってしまった異物を全力で排出しようとしていた。勢いよく吸い過ぎたのだと思い、ふた口目からはちびりちびりと吸った。やがて頭に作用し始めた。感覚が研ぎ澄まされていて同時に鈍化しているような感覚に陥った。

 

別の日、部屋の中には5人くらい。水タバコの器具を使って回し吸い。コポポポポポと澄んだ音が響く、みんながおかしくなっていく。ある人は窓の外を眺めて「俺たちはみんなあの月からやってきたんだ」と言って親への遺書を書き始めた。またある人は照明が眩しいし音楽がうるさいと不満をぶつぶつ言っていた。そしてある人はスナック菓子を食べながら「全然足りない。あ、俺凄い画期的なことを発明した!スナックの袋をすげえ長く作ったらいいんだよ、そしたらずっとあるんだよ、これ凄いアイディアじゃん」とはしゃいでいた。そんな皆を眺めながら、音楽が体に強烈に入ってくる感覚が始まった。ギターと思えばギターの、ベースと思えばベースの、シンセサイザーと思えばシンセサイザーの、ドラムと思えばドラムの、ひとつの楽器の音のみが音楽から抽出されて聞こえた。音楽の才能を得たような気分になりながらも、これもスナック菓子の袋超ロング化案と同じく馬鹿馬鹿しいまやかしだとも気づいていた。

 

また別の日。煙を吸ってから車の助手席に乗ったら、車のスピードが凄まじく感じられて目を開けていられなかった。車が前進しているのかバックしているのかも分からないスピード感。街のライトも目に刺さった。

 

全然不良ではない、むしろ割と品行方正な普通の子の経験談。不良じゃなくても親の知らないところで子供は結構やらかしている。

 

※私の経験談とは言っていません