ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

「知ってる」と「分かってる」

言葉に出すだけでちょっと楽になる時ってありませんか?ありませんか、そうですか…。

ではなく。ちょっと続けさせてください。

 

弱音を吐くとでも言うべきか、愚痴とでも。とにかく、「こうしたほうがいいのは分かってる」のだけれど「自分としてはこう思うんだ」みたいな感じの発言。言葉に出して幾分スッキリしたい、聞いてくれる人がいるなら話したい、みたいな感じの。

 

私は「よく出来る子」として幼児期から成人まで過ごしたので(母親評価的なレベルです)、弱音を吐くことが苦手だった。相手の性別に関係なく、「私は私だから私でいなければならないのだ」みたいな「絶対出来る私でなければならない」みたいなヘンテコな自分の縛りを対面する相手に対して守って来た。自分の砦のように。

 

夫と出会って付き合い始めたのが就職した直後。私は私の砦を守らなければならない感覚と、甘かった自分が社会に出て当然うまくいかない苦悩に苛まれていた。夫(当時の交際相手)に「なんだか割としんどいんだよね」と漏らしてしまったことがある。すると夫は「分かってる」と言った。その時に初めて「甘えていいのかもしれない」と思った。ちゃんと私を見ていてくれている安心感、かな。それと同時に「この人に頼ってもらいたい」とも思った。私に与えてくれる安心感を私もこの人に与えられたら、と。

 

夫は細やかな気配りやこまめな愛情表現はしない。が、時折「あなたのことは知っているよ。大丈夫」と言ってくれる。私にとって何よりもホッと出来る言葉。

 

普段は私の面白くない冗談に苦笑したり失笑したりする夫だけれど、面白くない冗談に見せかけてほんのり本音を混ぜた時にはすかさず「分かってるよ」と言ってくれる。のらりくらりと飄々としているくせに見逃さない。愛されている、私(ノロケです)。

 

私が単純すぎるだけかも知れないけれど、「知ってる」と「分かってる」を絶妙なタイミングで言ってもらえた時の安堵感というか「これでいいんだ」感は凄い。ま、根拠なく出鱈目に「分かってる」なんて言われた時にはきっと「テメーには分からねぇよ!」と思ってしまうことは必至なのだろうけれども。難しい言葉だ、と思うので私はまだ夫に「分かってる」も「知ってる」も言ってあげられたことが無いです。