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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

自転車

人間はホルモンに支配されている。体の状態も心の状態も。先日、欠かさず読ませていただいているブログに自転車の練習についての描写があり、私がホルモンに心を最も支配されていた時のことを思い出した。

 

私は第一子出産の2か月前まで働いていたのだが、その無職になってから出産までの2か月は特に心が普通ではなかった。母性らしきものに全身を満たされているような状態。母性と言っても私に満ちていたのは割とウザい種類の、いやウザい以外のなにものでもなかったような母性らしきもの。

 

まず、ニュースで子供が巻き込まれた事故では涙に暮れた。未成年の子供がいる父や母の事故も然り。まあ、これは今でも涙に暮れないまでも心は痛む。

そして、サイレンを鳴らす救急車に遭遇した時。「中の人が無事でありますように。どうか、どうか大したことがありませんように。家族が悲しむことがありませんように」と心底祈った。そして救急車に道を譲る自動車に「ありがとう、ありがとう。関わりのない他人のためにお急ぎのところ道を譲ってくださって…、ありがとう!」とこれまた赤の他人である私が感謝していた。

さらに、道行く人を見ては「この人もあの人もみんな赤ちゃんだった。よくここまで成長したね。頑張ったね。色々あったでしょうけれど、これからも頑張って」と慈愛に満ちた視線をすべての老若男女に送った。

また、自転車に乗る人へは「みんな自転車乗れなかったよね。でも乗れるまで頑張ったんだね。だから今でも便利だよね。諦めずによく頑張ったね」と。

 

ウザすぎる。心の中に留めておいて本当に良かった。まるで人類の母にでもなったような心境だったのだけれど、実際我が子が生まれてからはその育児に没頭していたので人類の母はあっさり普通の母になった。ホルモンって恐いね、というお話でした。