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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

小倉百人一首

私は「昔の人」に恐怖心がある。その人本人とその人にかかわった人すべてが死に絶えているような「昔の人」。江戸時代あたりはそんなに恐くはないけれど、それより前はかなり恐い。死に対する恐怖心なのかもしれないけれど、よく分からない。

 

博物館などに展示されている中世の衣装や人々の日用品などは恐い。これを使って生きていたのか…と想像して、その人がもうとっくに死んでいることが恐くなる。

縄文土器も恐い。土器を作りながら「縄で模様つけたらいいじゃん」とか考えて模様をつけた人がもう死んでいることが恐い。

 

最近、長子が冬休みの宿題として小倉百人一首を覚えている。うん、百人一首もなかなか恐い。恋心の歌である「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」を見ても、恋心を抱いていた本人も、思われていた人も、「なあ、恋しちゃってるの?」と問うた人も全員死んでいる。全員死んでいる!恐い!

 

百人一首、恐いな…と思いながら長子の暗唱を聞いていたら、「嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな」を「かこちが、おなる」と長子が区切るので、「下ネタかよ!」と心の中でツッコミながら恐怖心を和らげたりもしている。