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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

初恋

私の初恋は保育所のときだった。4才で入園(保育所だったから入所?)した初っ端に恋に落ちた。堀くんは同い年だが3才から入園していて、4才時すでに「彼女」がいた。

 

堀くんは目鼻立ちのハッキリしたハンサム。彼女も堀くんと同系列のハッキリした美人だった。堀くんと彼女は完成したカップルだった。「4才で完成したカップルなんてありえないでしょ」と思う人も多いだろうけれど、4才の私は「太刀打ちできない」と思っていた。このことがあるので私は幼児の恋心を否定したり軽んじたり出来ない。

 

堀くんはとても素敵だったので、彼女と私以外にも堀くんに恋心を抱く女子は多かった。そのうちの一人はアヤコ。アヤコは堀くんが小学5年生で転校してしまう際に手塩にかけて育てた鉢植えを堀くんに餞別として渡していた。私はそこで「負けた」と思った。堀くんのことを6年間好きだったけれど、手塩にかけて育てた鉢植えを持っていなかった。そんな鉢植えがあったなら私もあげたのに…と思ったけれど、鉢植えが無いので負けだ。彼女が堀くんに何を渡していたのかは知らない。

 

堀くんと彼女に「堀くんの転校」がどのように影響を与えたのか知らないけれど、私は堀くんがいなくなって悲しかったが、去る者は日々に疎しの要領で堀くんへの恋慕を薄めていった。

 Day Three - Potted Flowers

その後の恋愛では駆け引きを覚えた。駆け引きと言えば聞こえは幾分良いが、要は勝算のありそうなあたりでチョコチョコ行動して勝ちを得る戦法。勝算のなさそうなところでは戦わない(「あの葡萄は酸っぱい」的退散)。「堀くんを好きだった私」は勝算は皆無に近かったにも係わらず堀くんが好きだったのに。

 

計算を覚えて正直でいられなくなった。今、37才になって思うのは「勝ちを得るよりも純粋な好き」でしょう、と。叶わなくとも好きでいることの強さが好ましい、と。

 

堀くんのあとに私が能動的に「好き」になったのは夫だ。夫に対して私は捨て身で接近した。プロポーズも私からした。お互い22才だった。私は夫を得た。人生で最良の獲物を得た(語弊あり)。夫は私に対してそう思ってくれているのかな…、多分私ほどには思ってくれていないかもしれない。

 

夫の気持ちを掘り下げることは「知らぬが仏」的退散で聞かないことにしておく(夫はこのブログを知らない)。「堀くんを好きだった気持ち」はその後の「駆け引き恋愛」よりも心に残っている。

 

堀くんは今幸せかな、幸せだといいな…と思ったので書いてみました。恋心は幼年の方が計算無しに純粋かもしれないな、とも思いました。