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ひっそりと

いろいろ思うところをつらつらとつれづれに書いてみようかと。Qka_hsrt☆yahoo.co.jp

元に戻す作業、もしくは予め入っているものを取り出す作業

つれづれ

私はどうやら他者よりも幾分手先が器用らしく、モノを作るのが得意だ。知人は「ああ、左利きだからね」と言うけれど左利きだから器用なのか左利きが右利き社会に順応するために右手を否応なく鍛えるせいで器用なのか果たして左利きは本当に器用なのかは分からない。私はどちらの手でもペンを使えるし箸も然り。ハサミは左手で使うが缶切りは右手を使う。一般的な缶切りは右手でしか使えないつくりになっている。

 

モノを作る時、材料は大体平らで立体の造形物の面影すらない。布から洋服を作る時も消しゴムからハンコを作る時ものっぺりした素材と対峙することから始まる。のっぺりとした材料を見ていながらも、出来上がりはもうすでに頭に浮かんでいる。さあここから元に戻す作業だ、と考える。いつも夏目漱石の「夢十夜」の第六話(第三話だったかもしれない)を思い出す。運慶が仁王を掘る話だった。烏帽子という言葉がどこかで出てきたはずだけれど読み返していないので違うかもしれない。高校の教科書に載っていた、十話のうち三話だけ抜粋して載っていたと思う。第六話以外では「瓜実顔」という語句が出ていたと思うけれどもう記憶には薄い。

 

とにかくこの予め入っているものを出す、と考えながら作る。しかしながらうまくいかない。「夢十夜」の「私」のように「もとから入っていなかったのか」と残念な気持ちで自分の作品を眺めることが多い。

 

今回消しゴムから掘り出してみたものは妖怪ウォッチのキャラクターだ。セーラーニャンとウィスパーとブドウニャンの三体。

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私の消しゴムにはちゃんとしたモノは入っていなかったらしい。

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小学生の時から使っていた彫刻刀は箱が気色悪い。